見えなくても、読めなくても
この紙なら音声を聴くことができます
音声コードとは
音声コードとは、印刷物に掲載された文字情報を内包した二次元コードの一つで、標準サイズ約2cm四方のコードのことです。 このコードに読み取り装置をかざすと、音声で文字情報を聴くことができます。 メーカーによっては「SPコード」や「Uni-Voice」と呼ばれることもありますが、呼称が異なるだけで機能は同じです。
どんな人に向けて用いられるの?
音声コードを使えば、目の見えない視覚障がい者の方や、失読症などのハンディを抱えられている方、高齢者の方にも情報の提供が出来る様になります。
そのため、日本では主に官公庁や金融機関が発行する印刷物、観光協会が発行するマップ、病院の処方箋や服薬指導などの情報提供などに活用されています。
音声で情報を発信できるツールの一つとして、ユニバーサルデザインとしても注目されています。
どうやって読むの?
音声読み上げ専用機やスマートフォンアプリを用いて、音声コードを読み取ると音声が発生する仕組みになっています。
切り抜き加工
音声コードが用いられているページには半円の切り込みを入れます。
この切り込みを手で触る事によって、このページには音声コードがあると認識していただくようになります。
切り込みが一つの場合はその紙の片面、切り込みが二つの場合は両面に音声コードが印刷してあることを示しています。
音声の最大発声数について
音声コードひとつ(つまり1ページ)につき、最大約800文字まで入力記録することができます。漢字、かな混じりの日本語・英数字などを使用することができます。
正文社印刷所では、パンフレットやチラシなどの内容に沿ったコード作成を行っています。
また、制作工程において必ず実機を使って音声の確認を行い、読み上げの際の漢字の誤読やイントネーションの調整など、音声コード作成経験の豊富なスタッフが細やかな調整作業を行います。
1:まず原稿をご準備ください。
Microsoft Word(ワード)やExcel(エクセル)、テキストエディタなどで作成したデータの他に、PDFファイルなどでも入稿可能です。 当社では、制作工程において必ず実機を使って音声の確認を行っています。
※注意点
表を読み上げる場合、読み上げの順番が決まっているため、場合によっては適切な文章に置き換える必要があります。コツが必要な作業のため、音声コード作成経験豊富な当社にて調整させていただく場合がございます。
箇条書きの文頭に自動で作成される段落番号や行頭文字は、認識されません。
2:印刷用の文字原稿と、音声コードが読み上げる用の文字原稿2点の原稿を元に校正を正文社印刷所が作成いたします。
3:校正を提出いたしますのでご確認ください。
4:内容に間違いがなければ校了(編集終了)となりますので、印刷に取り掛かります。
訂正がありましたら指示していただきその部分を修正して改めて校正を提出いたします。
5:完成したら、ご指定の場所へ発送・納品いたします。
※納期や価格につきましては、仕様(数量や用紙・編集作業量など)によって異なりますので、お気軽にお問合せください。
※公序良俗に反する内容、および反社会的と判断される内容の場合、お引き受けできない場合もあります